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2018.02.24 「ファッションと愛と権力〜マリーアントワネットからシャネル、ジャッキーケネディーまで」 @土曜会

日 時 : 2月24日(土)14時~17時

講 師 : 芳野まい 氏

      フランス文学研究者、東京成徳大学 経営学部 准教授、NHKラジオフランス語講座「まいにちフランス語」講師

テーマ : 

第1部   ファッションと愛と権力ー マリー・アントワネットから、シャネル、ジャッキー・ケネディまで

第2部   プルースト的  茶話会

場 所 : 東京ウィメンズズプラザ 渋谷区神宮前5-53-67 電話 03-5467-1711

 

【第1部】

時代の美意識の鏡ともいえる、ファッション。豊かな創造力と潤沢な富が絶え間なく注ぎ込まれ、同時代の人たちがメッセージを託す器ともなり、時代の社会や世相を映し出します。

次回の土曜会は、ファッションを通して文学を研究されている、芳野まい氏をお迎えし、歴史上のファッションリーダーたちを取り上げます。彼女たちは、ファッションの力でどのように社会とかかわり、権力を養い、人生を切り拓いていったのでしょうか。

たとえばマリー・アントワネット。18世紀末断頭台の露と消えた悲劇の王妃は、わずか14歳でかつての敵国の宮廷に嫁ぎ、世継ぎに恵まれないという致命的なプレッシャーのなか、なんとか自分の政治的立場を確立すべく、ファッションの力を最大限に利用しました。

彼女が重用したローズ・ベルタンは、初めて「服」ではなく「ファッション(流行)」を商品とした一人。ベルタンの提案も得ながら、生来のセンスで、アントワネットは装いに発すべきメッセージを載せ、周囲を巻き込みさまざまな流行を作っていきます。

そしてこの 流行を作る力は後のパリコレ(パリコレクション)に代表されるフランスのファッション界に繋がって行った、マリー・アントワネットは、実はそんな形でも後の時代に大きな影響を及ぼしたと言えるのではないでしょうか。

第1部では、ファッションを主題に、華やかなファッションリーダーだった女性たちにスポットライトを当て、その時代や風潮、ファッションの社会的・政治的影響について明らかにして行きたいと思います。 

【第2部】

芳野氏は、プルーストの研究家でもあり、またフランスの「食文化」についてもご造詣が深いです。

第2部では、プルーストにちなんでマドレーヌをお茶菓子にティータイムを楽しみつつ芳野氏との質疑応答や、自由に楽しく意見交換をする場にしたいと思います。

 多くの方のご参加をお待ちしています。