スタイルアイコンの系譜 ― マリー・アントワネットと革命のファッション
ファッションの力で社会と関わり、人生を切り拓いた歴史上の人物を取り上げ、時代のシンボルとなった彼女・彼たちの虚構と実像に迫ります。
今回とりあげるのは、誰もが知っている「悲劇の王妃」マリー・アントワネット。奇抜なドレスや髪型、「軽薄な浪費家」のイメージで語られることの多い彼女のファッションが社会に与えた影響について考察します。
初回は、フランス18世紀史の権威キャロリーヌ・ウィーバーによる大作『Queen of Fashion』をひもとき、豊富な図版で視覚的にイメージをつかみながら、マリー・アントワネットのファッションについて最新の歴史研究の成果を学びます。
二回目は、マリー・アントワネットを描いたさまざまな映画、小説、『ベルサイユのばら』の諸バージョン(マンガ版、宝塚版、アニメ版、実写映画版)を通して、彼女のファッションがどのように解釈され、表現されているか、その真の魅力がどこにあるのかを考えてみましょう。
日時:2016.09.13/09.20 (火)19:00-20:30