2015.7.22~8.26 映画で学ぶファッションと現在
「マリー・アントワネット」、「風とともに去りぬ」からウィリアム・クライン、「プラダを着た悪魔」まで
講師 芳野 まい
曜日 | 水曜日 |
---|---|
時間 | 19:00~20:30 |
日程 | 全5回 ・07月22日 ~ 08月26日 07/22, 07/29, 08/05, 08/19, 08/26 |
講義目標 ファッションやヘアメイクなどの流行は、社会の移り変わりをもっともよく映す現象のひとつです。
シャネルやイヴ・サン=ローランなど、映画のなかに登場するファッションが、どのように時代を創造し、どのようなインスピレーションを与えたのかを検証し、ファッションの歴史と社会的な役割について理解を深めます。
講義概要 世界中の女性たちが憧れた名作や、ドキュメンタリー的価値のある貴重な作品を通して20世紀のファッション史を学びます。そして映画の舞台となった時代、あるいはその映画が撮られた社会の背景を読み解いていきましょう。
高級メゾンのオートクチュールのシステムは、どのように描かれているでしょうか?
パリやニューヨークのコレクションから発信される最新ファッションは、どのようにして世界中へ広がっていくのでしょうか?
さらにユニクロやZARA、H&Mなどに代表されるファストファッションなど衣料品産業の事情まで、現在のファッションビジネスの趨勢にも目を向け、華やかな舞台の裏で交錯する資本と消費のありようについても考えます。
芳野 まい
セゾン現代美術館主席研究員/理事、東京成徳大学特任准教授
東京生まれ。東京大学教養学部教養学科フランス科卒。フランス政府給費留学生として渡仏、パリ第四大学にてDEA取得。東京大学大学院総 合文化研究科地域文化研究(フランス)博士課程単位取得満期退学。NHKラジオ講座「まいにちフランス語」応用編「ファッションをひもとき、時を読む」講 師。主訳書に『香水 ― 香りの秘密と調香師の技』(白水社 文庫クセジュ)がある。【HP】https://maiyoshino.com/