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2011.01.13~  『ドン・ファン』翻訳・台本作成 @静岡県舞台芸術センター

『ドン・ファン』

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1月22日(土) 16時開演 ・ 23日(日) 14時開演
1月29日(土) 17時開演 ・ 30日(日) 14時開演
静岡芸術劇場
上演時間:120分
一般大人4,000円/ペアチケット(2枚)7,000円/大学生・専門学校生2,000円/高校生以下1,000円
こどもたちの文化芸術鑑賞推進事業公演:
1月13日(木)、14日(金)、17日(月)、18日 (火)、19日(水)、20日(木)、21日(金)、24日(月)、25日(火)、26日(水)、27日(木)、28日(金)、31日(月)、2月1日 (火)、2日(水)、3日(木)、4日(金) 各日13時30分開演

キモカワ美しい!? 本格的な仮面劇が創り出す心躍る舞台

『ドン・ファン』は、演出家オマール・ポラスをSPACに迎えて制作した仮面劇です。オマール・ポラスは現在スイスで活躍するコロンビア出身の演出 家で、鮮烈なヴィジュアルを伴う躍動感に溢れた舞台を得意とし、自身が主宰する劇団「テアトロ・マランドロ」はスイスの人気劇団になっています。そのオ マール・ポラスが、2009年の夏から秋にかけて静岡に滞在し、SPAC俳優と共にこの作品に取り組みました。<コメディア・デラルテ>と呼ばれる16世 紀イタリア発祥の仮面即興劇の要素を本格的に取り入れた本作は、日本人俳優が出演したものとしてはこれまでにないものとして驚きと賞賛をもって受け入れら れました。仮面をつけた俳優たちは、可愛いような気味の悪いような、またどこか妖艶な雰囲気を漂わせ、絵本の世界にも似た夢のような舞台を創り上げます。 オマール・ポラスの演出や極彩色の舞台美術が織りなす、独自のラテン的な世界をお楽しみください!

世紀の色男ドン・ファンの運命の物語

女たらしの代名詞として有名なドン・ファン。本作は数あるドン・ファン物語のなかからティルソ・デ・モリーナ作『セビーリャの色事師と石の招客』や モリエール作『ドン・ジュアン』等いくつかの作品をコラージュしています。ドン・ファン物語に共通する要素を繋ぎ合わせることで、女性への興味に憑かれた 男ドン・ファンの生き様がより鮮明に浮き彫りになるよう構成されています。辿り着いた先々で、次々と女性を射止めては、逃げ続けるドン・ファン――。この 男の追い求める生き様とは一体...。

あらすじ

イタリア・ナポリ宮廷の一室。ドン・ファンはドーニャ・イサベラに近づくため彼女の婚約者であるドン・オクタビオ公爵になりすまし、暗闇の中で彼女 と関係を結ぶ。しかし正体のばれたドン・ファンは追われる身となり、宮廷の騒動を尻目にスペインへと逃亡する。スペインへの帰路、船が難破し従者のスガナ レルとともにタラゴーナの海岸へ打ち上げられる。彼はそこで漁師の娘ティスベアを口説き見事に思いを遂げると、あっという間に逃げ出す。故郷のスペイン・ セビーリヤに戻ったドン・ファンは、ドーニャ・アンナ・デ・ウリョアの美しさを聞きつけ、早速彼女のもとへ向う。そこで思わぬ抵抗にあい、成り行きで彼女 の父ドン・ゴンサロ・デ・ウリョアを殺してしまう。またも逃亡を余儀なくされるドン・ファン、その運命やいかに...。