Facebook Français English Contact HOME

2008.06.28&29   『若き俳優への手紙』(仏語)字幕翻訳 @静岡県舞台芸術センター

2008.06.28/29  『若き俳優への手紙』(仏語)  字幕翻訳

愛が肉をもって語り出すとき、「言葉」が生まれるletter_1s.jpg

演劇という奇蹟についての、奇蹟のような舞台

 

悲劇の女神に扮した「詩人」が次々と襲いかかる演劇の敵たちに立ち向かい、時に滑稽に、時にグロテスクに、この演劇という奇蹟を語る。舞台を通してのみ語りうる、ピィ演劇論の精華。

オリヴィエ・ピィはパリ国立高等演劇学校(コンセルヴァトワール)の校長から演劇を志す若者たちのための教科書執筆を依頼された。そこで書かれたのがこの 『若き俳優への手紙』である。散文詩の形式で書かれたこの「手紙」は、学生たちの前でピィ自身によって上演された。近年では、太陽劇団出身の名優ジョン・ アーノルドが「詩人」の役を務めている。

2000年に書かれ、初演された『若き俳優への手紙』はすでに複数の言語に翻訳され、現代演技論の古典となりつつある。

ジョン・アーノルドletter_2s.jpg

パリ国立高等演劇学校(コンセルヴァトワール)でミシェル・ブーケに師事したのち、太陽劇団に入団。ア リアーヌ・ムヌーシュキン演出『十二夜』(1982)、『ヘンリー4世』(84)などに出演。その後フリーとなり、オリヴィエ・ピィ演出『繻子の靴』 (2003)などに出演。映画では『タンゴ-ガルデルの亡命』(1985)、『恋の掟』(89)、『マリー=アントワネット』(2006)など。